〔特集〕ＮＩＳＡの見直し術　政策と金融市場を検証する１　「失われた３０年」脱却へ変化の芽を絶やすな＝橋本龍一郎
エコノミスト　第１０２巻　第２９号　通巻４８４６号　2024.10.1

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１０２巻　第２９号　通巻４８４６号（2024.10.1）
ページ数	5ページ　（全4999字）
形式	PDFファイル形式　（1371kb）
雑誌掲載位置	２４〜２８頁目

　◇持続的賃上げ、人手不足対応、生産性向上…　アベノミクスが始まって10年余り。ようやく「失われた30年」脱却が視野に入りつつある。日本経済の現在地を見ると変化の芽は確実にあり、あとは適切な施策が推進できるかだ。　日本経済がバブル崩壊から立ち直りつつあるさなかに迎えた２００８年のリーマン・ショックを受け、12年発足の第２次安倍内閣は「アベノミクス」を推し進めた。その後10年余りたち、「失われた30…