〔書評〕『天野為之 日本で最初の経済学者』 評者・原田泰
エコノミスト 第102巻 第12号 通巻4829号 2024.4.23
掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第12号 通巻4829号(2024.4.23) |
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ページ数 | 2ページ (全1193字) |
形式 | PDFファイル形式 (456kb) |
雑誌掲載位置 | 54〜55頁目 |
◇著者 池尾愛子(早稲田大学商学学術院教授) ミネルヴァ書房 3080円 ◇日本経済学の先駆的存在 その言論活動、業績を解説 石橋湛山は、明治大正期に活躍した経済学者のほとんどは天野為之から学んだか、彼の著作や経済論説を読んだかしており、彼の教え子たちだと書いている。 天野の経済学は、J・S・ミル『経済学原理』の祖述と言われてきたが、それにとどまらない独自のものがあると本書はいう。天野は、度量衡…
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