〔現代資本主義の展開〕マルクス主義への懐疑と批判 第16回 公害規制が経済発展を制約すると考えるのは誤り=小宮隆太郎
エコノミスト 第102巻 第10号 通巻4827号 2024.4.2
掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第10号 通巻4827号(2024.4.2) |
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ページ数 | 2ページ (全2839字) |
形式 | PDFファイル形式 (2189kb) |
雑誌掲載位置 | 56〜57頁目 |
<創刊100周年企画> 企業の国際競争力を低下させ、産業発展を阻害するという観念のために、政府が公害規制に対して消極的だったとの指摘は錯覚に過ぎなかったと筆者は指摘する。 公害が解決の難しい深刻な問題にみえるのは、かなりの程度錯覚に基づく。公害をめぐって、その源泉である企業と被害者である近隣の住民や国民一般の利害が対立すると考えるのは、大体において錯覚にすぎない。公害規制が経済発展を制約すると考…
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