〔現代資本主義の展開〕マルクス主義への懐疑と批判 第9回 「資本家階級」なるものは社会的階級として存在しない=小宮隆太郎
エコノミスト 第102巻 第3号 通巻4820号 2024.1.30
掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第3号 通巻4820号(2024.1.30) |
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ページ数 | 2ページ (全2906字) |
形式 | PDFファイル形式 (2178kb) |
雑誌掲載位置 | 52〜53頁目 |
<創刊100周年企画> 資本主義体制下での経営者は、その出身において資本家階級に属する人々が少なくないとする川口弘氏への反論である。 現代の社会、ことに日本の社会では、経営・管理上の能力をそなえ、企業・官僚機構のなかで重要な地位を占めている人々が支配階級を形成している。そして、たんに高額の所得を得るだけでなく、プレスティッジ(威信)を獲得し、権力を握っている。 このような体制は、ソ連のような社会…
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