
〔書評〕『中央銀行はお金を創造できるか 信用システムの貨幣史』 評者・平山賢一
エコノミスト 第101巻 第33号 通巻4808号 2023.9.26
掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第33号 通巻4808号(2023.9.26) |
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ページ数 | 2ページ (全1264字) |
形式 | PDFファイル形式 (461kb) |
雑誌掲載位置 | 54〜55頁目 |
◇著者 金井雄一(名古屋大学名誉教授) 名古屋大学出版会 5940円 ◇貨幣は債権・債務から生じる 内生説の立場で金融史分析 日本銀行は、世の中に出回る貨幣を増やして、デフレマインドの払拭(ふっしょく)を果たそうとしてきた。しかし、2022年以降の輸入物価の上昇は、多分に海外要因によるところが大きく、異次元金融緩和とは異なる理由で発生している。日銀の意図しなかった結果に至ったといえそうだ。 それ…
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