
〔書評〕『社会をつくった経済学者たち スウェーデン・モデルの構想から展開へ』 評者・服部茂幸
エコノミスト 第101巻 第6号 通巻4781号 2023.2.7
掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第6号 通巻4781号(2023.2.7) |
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ページ数 | 2ページ (全1189字) |
形式 | PDFファイル形式 (670kb) |
雑誌掲載位置 | 52〜53頁目 |
◇著者 藤田菜々子(名古屋市立大学大学院教授) 名古屋大学出版会 6930円 ◇福祉国家建設に向け経済学者が果たした役割を詳述 本書はストックホルム学派の学説史であり、スウェーデンの福祉国家建設のために経済学者が果たした役割を明らかにする経済政策史でもある。 ストックホルム学派の中心をなすのがヴィクセルである。彼は投資と貯蓄を均衡させる自然利子率よりも市場利子率が低い時、インフレが累積的に進行す…
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