〔深層真相〕「派閥均衡を崩さない」　新法相に斎藤氏のワケ
エコノミスト　第１００巻　第４６号　通巻４７７３号　2022.12.6

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１００巻　第４６号　通巻４７７３号（2022.12.6）
ページ数	1ページ　（全542字）
形式	PDFファイル形式　（261kb）
雑誌掲載位置	１３頁目

「（法相は）死刑のハンコを押す地味な役職」と放言した葉梨康弘法相が11月11日に事実上更迭され、後任に斎藤健元農林水産相＝写真＝が就任した。今回の人事は、斎藤氏の高い実務能力や義理堅さが買われただけでなく、党内基盤の脆弱(ぜいじゃく)な岸田文雄首相にとって現在の派閥均衡を崩さない利点も備えている。　斎藤氏は東京大学経済学部卒業後、通商産業省（現経済産業省）に入省。米国留学経験があり、日米貿易交渉も…