〔学者が斬る・視点争点〕データ確保目的の合併が増加＝松島法明
エコノミスト　第１００巻　第５号　通巻４７３２号　2022.2.1

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１００巻　第５号　通巻４７３２号（2022.2.1）
ページ数	2ページ　（全2928字）
形式	PDFファイル形式　（917kb）
雑誌掲載位置	４０〜４１頁目

　◇ 「個別価格の余剰収奪」と「低価格の競争」効果　データの有用性が叫ばれて久しいが、データが特に重要な役割を果たしているデジタルプラットフォーム事業者は、その収集と利活用に膨大な投資を続けている。データ収集の手段を拡大させる一つの方法として、データを利活用する既存の有力事業者を買収して自社のデータ資源と結合させる方法が考えられる。　実際、支配的地位にあるデジタルプラットフォーム事業者は長年にわた…