〔独眼経眼〕高失業率に反して増える米所得＝藤代宏一
エコノミスト　第９８巻　第２４号　通巻４６５５号　2020.6.23

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掲載誌	エコノミスト　第９８巻　第２４号　通巻４６５５号（2020.6.23）
ページ数	1ページ　（全1052字）
形式	PDFファイル形式　（974kb）
雑誌掲載位置	７２頁目

　日本経済回復の鍵を握るのは、新型コロナウイルスの感染状況は言わずもがな、海外からの追い風も不可欠である。そうした意味で、米国の雇用所得環境と消費動向は特に注視したい。　本題に入る前に確認したいのは「なぜ雇用統計はこれほどまでに注目されるのか」だが、それは取りも直さず、雇用統計をみておけば米国経済の７割を占める個人消費の動向がつかめるからだ。　目下の状況はどうだろうか。まず失業率に目を向けると、４…