〔特集〕地銀の悲鳴 地銀の経営体力 低収益性に貸し出し劣化 コロナで迎える“重大局面”=大槻奈那
エコノミスト 第98巻 第24号 通巻4655号 2020.6.23
| 掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第24号 通巻4655号(2020.6.23) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2206字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (491kb) |
| 雑誌掲載位置 | 30〜31頁目 |
新型コロナウイルス感染拡大による経営へのマイナス影響が大きい業界を選ぶとすれば、銀行業界もその中の一つに入るだろう。実際、2020年3月の最安値からの株価の回復は、人々の行動制限の影響をモロに受ける運輸や鉄鉱業などに次ぐ弱さだ(図1)。 しかし、20年3月期の業績はそこまでひどくなかった。地銀全体の経常利益は12%の減益だったが、その前の期の減益率は17%だったため、むしろ悪化が緩和されたくらい…
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