〔特集〕食肉大争奪　人工肉　植物由来と培養の２製法　世界を救う有力食材か＝三石誠司
エコノミスト　第９７巻　第４６号　通巻４６２７号　2019.11.26

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９７巻　第４６号　通巻４６２７号（2019.11.26）
ページ数	2ページ　（全1216字）
形式	PDFファイル形式　（982kb）
雑誌掲載位置	３２〜３３頁目

　世界の人口は、今世紀後半には１００億人を超え、近い将来食肉の生産が追いつかなくなると懸念されている。しかも、牛肉を１キロ増やすには11キロの穀物が必要（農水省の試算）で、増加する家畜の環境への影響も無視できない。　これらを解決する方法として注目を集めているのが人工肉の開発だ。　その方法は原材料を大豆など植物に求めるか、牛や豚の細胞から直接培養するかに分かれる。　植物由来では、米インポッシブル・フ…