〔書評〕歴史書の棚 神格化された作曲家 今こそ真の再評価を=加藤徹
エコノミスト 第97巻 第38号 通巻4619号 2019.10.1
掲載誌 | エコノミスト 第97巻 第38号 通巻4619号(2019.10.1) |
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ページ数 | 1ページ (全919字) |
形式 | PDFファイル形式 (298kb) |
雑誌掲載位置 | 56頁目 |
現代の中国では「人民の音楽家」として絶対的な存在が2人いる。1人は国歌の作曲者で日本の鵠沼(くげぬま)海岸で溺死した聶耳(じょうじ)。もう1人は、中国最初の交響曲作曲家である洗星海(しょうせいかい)(1905〜45年)だ。 平居高志『洗星海とその時代』(アルファベータブックス、3500円)は、中国共産党が神格化した作曲家の生涯を丹念に追い、近現代史の激動を浮き彫りにする労作だ。 洗星海は貧しい母…
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