〔書評〕歴史書の棚 「頼む」に着目して分析 新たな視座示す日本人論=今谷明
エコノミスト 第97巻 第35号 通巻4616号 2019.9.10
掲載誌 | エコノミスト 第97巻 第35号 通巻4616号(2019.9.10) |
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ページ数 | 1ページ (全998字) |
形式 | PDFファイル形式 (340kb) |
雑誌掲載位置 | 56頁目 |
ハッサクといえば、今では大型の夏みかんの一種を指すが、もとは八朔と書き、8月1日の行事を意味していた。この日に、従者は主人へ、主人は従者へ、贈答品を出す。旧暦8月1日は稲が実る時節なので、この贈答品を「田(た)の実(み)」と称し、それが頼み、頼まれるに通ずるので、縁起のよい贈答節句となったのである。 室町時代の例でいうと、康暦2(1380)年の八朔で、儒学者の東坊城(ひがしぼうじょう)(菅原)秀…
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