〔グラフの声を聞く〕高齢化で金が国外流出する日本=市岡繁男
エコノミスト 第97巻 第34号 通巻4615号 2019.9.3
掲載誌 | エコノミスト 第97巻 第34号 通巻4615号(2019.9.3) |
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ページ数 | 1ページ (全559字) |
形式 | PDFファイル形式 (239kb) |
雑誌掲載位置 | 92頁目 |
日本の公的金準備量は第一次大戦を挟んで急増し、1925年には866トンに拡大した。だが、その後の恐慌と戦争で全てを失い、50年にはわずか6トンに減少した。それが戦後の経済復興で78年は746トンと、戦前のピークまであと一歩まで回復した。だが、その後は他の先進国と同様、金準備量は全く増加していない。 代わりに増えたのは民間の金保有だ。きっかけは86年の天皇御在位60年記念金貨の発行である。この年、…
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