〔書評〕読書日記 日常から薄皮一枚のホラー 数々の違和感を堪能する=美村里江
エコノミスト 第97巻 第23号 通巻4604号 2019.6.11
掲載誌 | エコノミスト 第97巻 第23号 通巻4604号(2019.6.11) |
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ページ数 | 1ページ (全1408字) |
形式 | PDFファイル形式 (263kb) |
雑誌掲載位置 | 55頁目 |
×月×日 映画でも本でも、ホラーが大好きである。心霊系も生きる人間の怖さ系も問わないが、米国的どたばたモンスター系はやや物足りず、日本のじめっとした湿度ある怖さが特に好みだ。『ひとんち』(澤村伊智著、光文社、1600円)。さらりと読みやすいのにひやりと怖く、後味の悪さが程よいので全編一気読みしてしまった。同じ著者の『ぼぎわんが、来る』でも感じたが、違和感のバリエーションが素晴らしい(“ぼぎわん”と…
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