〔書評〕歴史書の棚 江戸と似た古代ローマに信仰を貫く葛藤を読む=本村凌二
         エコノミスト 第97巻 第11号 通巻4592号 2019.3.19
        
        | 掲載誌 | エコノミスト 第97巻 第11号 通巻4592号(2019.3.19) | 
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全919字) | 
| 形式 | PDFファイル形式 (294kb) | 
| 雑誌掲載位置 | 56頁目 | 
英米系の学者から日本人作家の小説を推してくれと頼まれたことがある。私が挙げた数冊の中でも、江戸時代のキリシタン弾圧下の司祭の苦悩を描いた遠藤周作の『沈黙』がひときわ印象深いという感想だった。 一神教社会に生きる欧米人は論理的思考には自信があるという。だが『沈黙』を読むと、長崎奉行が、信仰は信仰として内心に保ちつつ、形式として「踏み絵をすればいいではないか」と話す際の、多神教社会の日本人ならではの…
記事の購入(ダウンロード)
購入には会員登録が必要です 会員登録はこちら
価格 220円(税込)
他のIDで購入する
G-Search ミッケ!は雑誌を記事ごとに販売するサービスです。
この記事は「1ページ(全919字)」です。ご購入の前に記事の内容と文字数をお確かめください。
(注)特集のトビラ、タイトルページなど、図案が中心のページもございます。
 
          
〔書評〕話題の本 『小さなパン屋が社会を変える』他
〔書評〕読書日記 ナチスドイツの優生思想 ドラッグの視点から分析=荻上チキ
〔書評〕永江朗の出版業界事情 違法ダウンロードと表現の萎縮
〔WORLD・WATCH〕WASHINGTON D.C. 大統領は「石炭再生」でも温暖化対策が進む皮肉=川上直
〔WORLD・WATCH〕チャイナウオッチ 幕引きに入った米中貿易戦争 ファーウェイ排除で米譲歩か=金子秀敏
  

