〔特集〕変わる！労働法　知ってた？「手当」の誤解　割増賃金の算定基礎に算入　実質的な支給内容で判断＝松本祐徳
エコノミスト　第９６巻　第２８号　通巻４５５９号　2018.7.17

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９６巻　第２８号　通巻４５５９号（2018.7.17）
ページ数	2ページ　（全2706字）
形式	PDFファイル形式　（434kb）
雑誌掲載位置	３２〜３３頁目

　一般的に会社から支給される給与の明細書を確認すると、基本給とは別に、さまざまな名称で手当が支払われている。従業員に手当を支給する場合、残業代などの割増賃金や退職金の算定基礎に加えなくてよいことを想定し、あえて複数の手当を設けて給与設計している会社もあるだろう。　ただし、割増賃金の算定に加えなければならない手当もあれば、加える必要がない手当でも社会保険料や雇用保険料控除の算定基礎に算入しなければな…