〔独眼経眼〕水面下で賃金上昇が進んでいる＝小林真一郎
エコノミスト　第９６巻　第４号　通巻４５３５号　2018.1.30

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掲載誌	エコノミスト　第９６巻　第４号　通巻４５３５号（2018.1.30）
ページ数	1ページ　（全1055字）
形式	PDFファイル形式　（303kb）
雑誌掲載位置	１０２頁目

　昨年11月の毎月勤労統計の現金給与総額（１人当たり賃金、速報値）の伸び率が前年比＋０・９％と最近ではやや高めの結果となった。大きく振れることがある数字だが、ならした動きでも伸び率は拡大している（図１）。　伸び率が高まっている一因に、パートタイム労働者比率の上昇が頭打ちになっていることがある。たとえば、11月分は一般労働者で前年比＋０・７％、パートタイム労働者で同＋０・２％となる一方で、全体の伸び…