〔アートな時間〕美術 ゴッホ展 巡りゆく日本の夢 スーパースターの創意の源 浮世絵を吸収し、独創に昇華=石川健次
エコノミスト 第96巻 第1号 通巻4532号 2018.1.9
掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第1号 通巻4532号(2018.1.9) |
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ページ数 | 2ページ (全1311字) |
形式 | PDFファイル形式 (1213kb) |
雑誌掲載位置 | 120〜121頁目 |
図版をご覧あれ。右は、葛飾北斎とほぼ同時代に活躍した江戸の浮世絵師で、退廃的で妖艶な美人画を得意とした溪斎英泉の作品だ。一方、左は言わずと知れたオランダが生んだスーパースター、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜90年)の作品である。 パリの画商の店で大量の浮世絵を見て、鮮やかな色彩や平明で平板な色面の構成に魅了されたファン・ゴッホは、浮世絵を模写し、エッセンスを咀嚼(そしゃく)、吸収し、や…
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