〔商社の深層〕／８６ 名門の三井と三菱 鉄鋼製品部門の落日＝井戸清一
エコノミスト 第９５巻 第３９号 通巻４５２０号 2017.10.10
| 掲載誌 | エコノミスト 第９５巻 第３９号 通巻４５２０号（2017.10.10） |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ （全1504字） |
| 形式 | PDFファイル形式 （290kb） |
| 雑誌掲載位置 | ９５頁目 |
総合商社の鉄鋼製品部門で「双璧」とされてきたのは三井物産と三菱商事だった。鉄鋼最大手の新日本製鉄（今の新日鉄住金）でメインの窓口商社として取扱数量を張り合ったライバルであり、財閥系らしい優良な取引先を抱え、稼いだ資金で事業投資し資産を積み上げていく。そんな両雄は他の鉄鋼商社から羨ましがられる存在だったが、今や往時の姿はない。 三井物産の鉄鋼製品事業は２０１７年３月期で純利益が69億円、海外店を含…
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