〔アートな時間〕舞台　霊験亀山鉾─亀山の仇討　悪の華咲く仇討ちの返り討ち　片岡仁左衛門が二役＝小玉祥子
エコノミスト　第９５巻　第３６号　通巻４５１７号　2017.9.19

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９５巻　第３６号　通巻４５１７号（2017.9.19）
ページ数	2ページ　（全1213字）
形式	PDFファイル形式　（741kb）
雑誌掲載位置	１０４〜１０５頁目

　歌舞伎ならではの残酷にして美しき悪の華が咲く四世鶴屋南北の仇討物(あだうちもの)の傑作「霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)─亀山の仇討」が片岡仁左衛門の主演により10月の国立劇場で上演される。　元禄14（１７０１）年に伊勢国亀山城下で、石井源蔵・半蔵兄弟が父と兄の敵である赤堀源五右衛門を討ち取ったという現実の事件をもとにしている。　幼かった兄弟が二十数年の歳月をかけ、親の敵を追い求め、艱難(かん…