〔アートな時間〕クラシック　バイエルン国立歌劇場　４０年愛される伝説の演出「魔笛」　新演出の「タンホイザー」＝梅津時比古
エコノミスト　第９５巻　第２９号　通巻４５１０号　2017.7.25

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９５巻　第２９号　通巻４５１０号（2017.7.25）
ページ数	2ページ　（全1146字）
形式	PDFファイル形式　（823kb）
雑誌掲載位置	１００〜１０１頁目

「さすが、これぞオペラの楽しみ」と思わざるを得ないのが９月に来日するバイエルン国立歌劇場だ。　上演するのはモーツァルト《魔笛》とワーグナー《タンホイザー》。外来オペラとしては少なめの演目だが、両演目の特徴を遺憾なく発揮する布陣で、その重量感に圧倒される。　まず《魔笛》は、これほど伝説となった上演はほかにはないだろう。その最大の理由はアウグスト・エヴァーディングの演出である。なんと１９７８年以来40…