〔ＦＬＡＳＨ！〕大日本住友製薬　がん新薬の治験失敗　迫る「特許の崖」＝花谷美枝
エコノミスト　第９５巻　第２７号　通巻４５０８号　2017.7.11

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９５巻　第２７号　通巻４５０８号（2017.7.11）
ページ数	4ページ　（全1061字）
形式	PDFファイル形式　（788kb）
雑誌掲載位置	１３〜１６頁目

　大日本住友製薬は６月26日、開発中のがん治療薬「ナパブカシン」の胃がんを対象にした臨床試験（治験）が事実上失敗したと発表した。同社は２０１８年度中に日米で承認申請する計画だったが、申請は大幅に遅れる見通し。26日の同社株は前週末終値比１０４円安の１５９８円で取引を終え、27日も続落した。　ナパブカシンはがんの「親玉」といわれる「がん幹細胞」をたたく治療薬。がん幹細胞は、がん細胞の中にある再生能力…