〔特集〕マーケット怪奇現象 怪奇現象(3) ETF大量買い入れ 市場を左右する“大株主”日銀=井出真吾
エコノミスト 第94巻 第36号 通巻4465号 2016.9.6
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第36号 通巻4465号(2016.9.6) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2075字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (428kb) |
| 雑誌掲載位置 | 26〜27頁目 |
日銀は7月29日の金融政策決定会合で、「金融緩和の強化」の一環として、日本株のETF(上場投資信託)買い入れ枠を年間6兆円に拡大した。従来の年間3・3兆円からほぼ倍増となる。日銀のETF買い入れ枠の拡大は、日本株の大きな下支え要因となるが、買い入れ枠の拡大に伴い1年後の来年7月末には、実質20銘柄超で1割以上の株式を保有する“大株主”となる。いまや日銀自身が、日本株市場の行方を左右する一大投資家…
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