〔農業〕長年のコメ過剰作付け解消の理由　参院選にらむ自民党と農協の蜜月＝吉田俊幸
エコノミスト　第９３巻　第３９号　通巻４４１６号　2015.10.6

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９３巻　第３９号　通巻４４１６号（2015.10.6）
ページ数	2ページ　（全3040字）
形式	PDFファイル形式　（359kb）
雑誌掲載位置	８８〜８９頁目

　林芳正農林水産大臣は８月25日の記者会見で「今年産のコメは過剰作付けが解消され、生産目標数量を達成する見込み」と発表した。政府が生産目標数量を配分する仕組みで生産調整が行われるようになった２００４年以来、初である（図）。減反反対運動の象徴であった八郎潟干拓地を抱える秋田県はじめ東北６県で過剰作付けが解消するのは実に30年ぶりだ。　この結果、作柄が平年並みであれば生産量は７４７万トンであり、今年の…