〔グラフは語る〕/34 太平洋戦争中の株価は高かった=市岡繁男
エコノミスト 第93巻 第31号 通巻4408号 2015.8.4
| 掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第31号 通巻4408号(2015.8.4) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全554字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (328kb) |
| 雑誌掲載位置 | 108頁目 |
もうすぐ戦後70年の節目を迎える。そこで戦時中の株価について見ると、一貫して高値を維持していたことがわかる。これは当局が徹底的に買い支えていたからだ。 もっとも、当初からそうであったわけではない。日中戦争が勃発した1937年7月は、高橋財政から続く長期上昇相場の転換点となっている。株式市場はこの戦争が「亡国の道」であることを読んでいた。 これに対し政府は、当局が株価の最低価格を決める株価統制令を…
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