〔グラフは語る〕/25 戦後の英国を苦しめた債務の重み=市岡繁男
エコノミスト 第93巻 第22号 通巻4399号 2015.6.2
掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第22号 通巻4399号(2015.6.2) |
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ページ数 | 1ページ (全537字) |
形式 | PDFファイル形式 (310kb) |
雑誌掲載位置 | 100頁目 |
戦前の米国、日本、英国の債務比率(公的債務÷名目国民総生産)は、日露戦争や第一次大戦、第二次大戦で急増した。戦争は非常にカネがかかるため、その後の国家運営に大きな影響を及ぼす。 例えば、1938年のミュンヘン会談で、英国がヒトラーに譲歩しなければ第二次大戦は回避できたという。だが、当時の英国は第一次大戦時の債務負担で財政的余裕が乏しく、融和政策を取らざるを得なかった。チェコのズデーテン割譲を要求…
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