〔ひと＆こと〕初の女性大臣に浮かない経産官僚
エコノミスト　第９２巻　第３９号　通巻４３６１号　2014.9.16

　霞が関で伝統的に「一流」とされるのは財務省、外務省、そして経済産業省だ。その経産省の新大臣に、小渕優子氏が決まった。大臣は２度目とはいえ閣内最年少。さらに同省として初めての女性大臣を迎える。幹部は硬く口を閉ざすが、官僚としての不満は想像に難くない。　かつて外務省は田中真紀子氏、川口順子氏と２人の女性大臣を経験したが、これは省内の不祥事がらみ。経産官僚がライバル視する財務省は一度もない。また「経産…