〔ケネディの予言〕／６　イラン編　岐路に立つ核不拡散　アフマディネジャドの挑発　イスラエルが狙う核施設空爆＝会川晴之
エコノミスト　第９１巻　第３１号　通巻４２９６号　2013.7.16

　大規模なウラン濃縮に加え、核兵器開発疑惑が色濃く漂うイランの活動に、最も強い警戒心を示すのがイスラエルだ。１９７９年のイスラム革命前までは、親米国だったイランとイスラエルは良好な外交関係を維持していた。だが、現在のアフマディネジャド・イラン大統領は、イスラエルを「地図上から消す」などの挑発的な発言を繰り返すなど、両国は激しい対立関係にある。イスラエル政府は、イランの核計画が進むたびに「ルビコン川…