〔特集〕外国人投資家の正体　ヘッジファンドが先導　オルタナティブ投資が今や運用の主流に＝大井幸子
エコノミスト　第９１巻　第２３号　通巻４２８８号　2013.5.28

　投資とは大きく、「伝統的投資」と「オルタナティブ（代替）投資」に分けることができる。伝統的な投資が、誰もが情報にアクセスできる公開企業の株式や債券、公募の投資信託などへの投資を指すのに対し、オルタナティブ投資はヘッジファンド、プライベート・エクイティ（非上場企業の株式）、ベンチャー・キャピタル、不動産などに投資する（図）。　オルタナティブ投資では、投資家と運用者はともにリスクとリターンを分かち合…