〔書評〕読書日記 つぎはぎで概念不明の財政は「日本社会の鏡」=小熊英二
エコノミスト 第91巻 第12号 通巻4277号 2013.3.19
掲載誌 | エコノミスト 第91巻 第12号 通巻4277号(2013.3.19) |
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ページ数 | 2ページ (全2728字) |
形式 | PDFファイル形式 (694kb) |
雑誌掲載位置 | 62〜63頁目 |
×月×日 神野直彦『税金 常識のウソ』(文春新書、840円)を読む。軽めの書名に反し、財政学と財政思想史を本格的に学べる本である。 本書の主張は、財政と税制は国民の社会契約、つまり「国家のコンセプト」の反映であるということだ。俗にこれは「平等志向の大きな政府か、自由志向の小さな政府か」といった対比で語られる。近年では「大きな政府」は成長を阻害し、時代遅れになったとされがちだ。しかし問題は、それほど…
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