〔書評〕『ケインズかハイエクか　資本主義を動かした世紀の対決』　評者・浜矩子
エコノミスト　第９１巻　第１号　通巻４２６６号　2013.1.8

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９１巻　第１号　通巻４２６６号（2013.1.8）
ページ数	2ページ　（全1195字）
形式	PDFファイル形式　（1836kb）
雑誌掲載位置	６４〜６５頁目

　◇ニコラス・ワプショット著（ジャーナリスト、作家）　久保恵美子訳　新潮社　2520円　◇経済学世界の花形満と星飛雄馬の攻防史　以前にも、本欄でケインズ対ハイエクものを取り上げたことがある。松原隆一郎著の『ケインズとハイエク』である。あれも、素晴らしくいい本だった。　松原氏の著書を読んだとき、筆者には、ケインズとハイエクの対決がオペラ界におけるヴェルディとワーグナーの対決に見えた。本書を読んだ今、…