〔特集〕歴史から学ぶ中国 外交 日米中関係の歴史 戦後秩序の再編はあるのか=川島真
エコノミスト 第90巻 第43号 通巻4251号 2012.10.9
| 掲載誌 | エコノミスト 第90巻 第43号 通巻4251号(2012.10.9) |
|---|---|
| ページ数 | 4ページ (全2842字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (1157kb) |
| 雑誌掲載位置 | 28〜31頁目 |
中国にとって米国は、義和団事件を除いて近代に中国と戦争しておらず、中国市場の開放を唱えて門戸開放宣言を発するなど、他の列強とは異なる存在と映ってきた。日中戦争、第2次世界大戦以後には、米国が中国を連合国の4大国の一つに押し上げ、それが中国の国際連合安保理常任理事国の椅子獲得につながった。 それに対して日本は、日清・日露戦争の時代までは列強の一つに過ぎず、むしろ「西洋近代」を摂取する対象でもあった…
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