〔特集〕宗教と経済 仏教と日本経済 単純化や技術革新こそ日本の産業と仏教思想の融合=保坂俊司
エコノミスト 第90巻 第37号 通巻4245号 2012.9.4
| 掲載誌 | エコノミスト 第90巻 第37号 通巻4245号(2012.9.4) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全3248字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (666kb) |
| 雑誌掲載位置 | 30〜31頁目 |
仏教は商人が支え、また育んだ宗教であり、商人達の経済活動を通じて平和的に世界に伝播した唯一の世界宗教である。現在の日本社会ではあまり重視されない仏教と経済の諸関係であるが、歴史的には仏教と経済との密接な関係を見いだすことができる。 苦行の末に悟りを開いたゴータマ・ブッダ(釈尊)は、厳しい戒律を定め、弟子に禁欲あるいは節欲と修行への専念を説いた。以来、仏教は経済活動に消極的な宗教として発展したと一…
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