〔書評〕歴史書の棚 正論を吐き続けた元官僚の名著=加藤徹
エコノミスト 第90巻 第31号 通巻4239号 2012.7.24
| 掲載誌 | エコノミスト 第90巻 第31号 通巻4239号(2012.7.24) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全841字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (478kb) |
| 雑誌掲載位置 | 58頁目 |
近世中国の漢文古典『呻吟語』は、タイトルが変わっている。呻吟は、苦しみのあまりウーンとうめく、という意味の漢語だ。 著者は、明末の儒学者であった呂新吾(呂坤。1536〜1618年)。彼は官僚としても優秀で、今の日本でいえば法務省次官にあたる高い官職まで出世した。しかし、明末の社会は行き詰まっていた。民衆の生活は苦しくなり、辺境では異民族の軍事的台頭が脅威となった。だが、政治家は無駄な派閥抗争を繰…
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