〔特集〕世界経済総崩れ 日本 「円高・ウォン安」という日本企業の足かせ＝酒向浩二
エコノミスト 第９０巻 第３０号 通巻４２３８号 2012.7.17
| 掲載誌 | エコノミスト 第９０巻 第３０号 通巻４２３８号（2012.7.17） |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ （全1265字） |
| 形式 | PDFファイル形式 （808kb） |
| 雑誌掲載位置 | ３１頁目 |
国内市場の頭打ちによって海外市場の開拓に注力する日本企業にとって、欧州債務問題を背景とする世界経済の減速は、海外売り上げ鈍化という経営リスクとなっている。さらに、欧州の信用不安拡大によるユーロ安を受け、安全資産とみなされる日本円が選好されて円高となっている点が、日本企業の経営リスクだ。日本では近年、６重苦（円高、電力不足、高い法人税率、通商交渉の遅れ、厳しい雇用契約、厳しい環境規制）の是正を求め…
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