世界の視点−−一時的な富裕税では債務危機は脱せない
週刊東洋経済　第6498号　2013.11.30

この記事の情報
掲載誌	週刊東洋経済　第6498号（2013.11.30）
ページ数	2ページ　（全2214字）
形式	PDFファイル形式　（483kb）
雑誌掲載位置	110〜111頁目

世界の視点一時的な富裕税では債務危機は脱せない　ハーバード大学教授　ケネス・ロゴフ　中期的に公的債務を安定化・縮小するための方策として、先進国は富裕税を導入するべきだろうか。普段は保守的な国際通貨基金（ＩＭＦ）は、このアイデアに驚くほど強い賛意を示している。ＩＭＦが一時的な１０％の富裕税を迅速かつ出し抜けに導入すれば、多くの欧州諸国で公債対ＧＤＰ（国内総生産）比が欧州危機前のレベルに戻ると見ている…