知の技法　出世の作法−−第９４回−−昭和初期の金融恐慌で日本が進んだ道とは
週刊東洋経済　第6196号　2009.4.11

この記事の情報
掲載誌	週刊東洋経済　第6196号（2009.4.11）
ページ数	2ページ　（全2791字）
形式	PDFファイル形式　（411kb）
雑誌掲載位置	128〜129頁目

知の技法　出世の作法第９４回昭和初期の金融恐慌で日本が進んだ道とは　起訴休職外務事務官　佐藤優　三井・三菱・住友・安田のいわゆる４大財閥は、経済界における支配力を強めるだけでなく、政界との癒着を強めた。資本の支配に抵抗する労働者の運動も強化され、１９２０年に日本社会主義同盟が創設されたが、翌２１年に政府によって解散させられた。２２年には、モスクワに本部を置くコミンテルン（国際共産党）の日本支部とし…