「会計」考現学１１４　公的資金注入●柴山政行
プレジデント　2012.4.16号　2012.4.16

この記事の情報
掲載誌	プレジデント　2012.4.16号（2012.4.16）
ページ数	1ページ　（全1515字）
形式	PDFファイル形式　（660kb）
雑誌掲載位置	121頁目

厳しく問われる東電と政府の説明責任　先ごろ政府は東京電力へ六八九四億円の追加支援を認定した。これで昨年一一月の投入とあわせると、公的資金による支援の総額は一兆七〇〇三億円に達することになる。　東電は原発事故の補償問題や原発停止に伴う火力発電の燃料費の増加などで財務体質が著しく悪化しており、追加支援を受けることで債務超過に陥る事態を回避する。政府は公的資金注入によって、原発事故被害者への賠償金支払い…