会社が潰れる時〜敗北を悟らせた社員からの「三行半」　先代の壁を越えられず、経営再建のチャンスを逃した二代目社長
日経ベンチャー　第197号　2001.2.1

偉大な創業者の呪縛からいかに逃れるか。多くの二代目経営者にとって、それは避けては通れない重要な課題だ。九州の中華レストランチェーンの社長は、業績悪化の中で、起死回生の大幅値下げを計画したが、父親である先代社長に反対され、経営再建のチャンスを逃した。最後には社員の給料も払えなくなり、大量の辞表を突き付けられた。　「我々、長江茶館労働組合は会社に対し、未払いとなっている賃金の即時一括支給を要求する」　…