新製品　磁石〜ディスプロシウムを半減しつつ　耐熱性を保ち、磁力を世界最高水準まで向上
日経ものづくり　第671号　2010.8.1

要素部品磁石　「ＮＤ−４３ＳＨＲ」は，ネオジム・鉄・ボロン系ラジアル異方性焼結リング磁石。高温における磁力の低下を抑えるために添加する希土類金属のディスプロシウム（Ｄｙ）の使用量を減らしながらも、耐熱性を維持したまま、磁力を高めた。　例えば１４０℃耐熱グレード品において、ディスプロシウムの添加量を従来の４〜５％から２％と、半分以下に抑えた。にもかかわらず、最大エネルギ積を３４２ｋＪ／ｍ３と、従来の…