特集　徹底分析　２０１２年度診療報酬改定　見えてきた勝ち残りへの「一手」〜【ＩＮＴＥＲＶＩＥＷ】経営者がかじを切れるよう「予測可能性」を重視
日経ヘルスケア　第270号　2012.4.1

──改定全体を通じて、特に重視した点は何か。鈴木　今回の改定は、社会保障・税一体改革で示された２０２５年という「着地点」への第一歩となる。医療機関の経営者が将来に向けてかじを切っていけるよう、政策の方向性に関する予測可能性を重視し一定のメッセージを込めた。　内容に関して言えば、医療機関の機能分化と連携を推し進めることを重視した。特に、がんの連携の評価に力を入れたが、これは診断したり治療方針を決定す…