新政権の医療・介護施策　私はこう見る〜「政策の継続性が失われ、今まで積み上げたものが排除されている」
日経ヘルスケア　第250号　2010.8.1

　昨年夏の政権交代後に出てきた政策や、現場と行政との間で起きている問題などを見ると、高齢者住宅を巡る状況は、あまりいい方向に進んでいないように感じる。政策の継続性が失われ、「今まで積み上げてきたものは取りあえず置いておき、最初から考えよう」という姿勢になり、政策が停滞している印象だ。沖縄の普天間飛行場の移設問題と同じ構図ではないか。　民主党の総選挙時の政策集には、グループホームや特別養護老人ホーム…