特集　地盤の落とし穴〜既存杭の撤去で近隣トラブル、期待の「再利用」も課題山積
日経アーキテクチュア　第1203号　2021.11.11

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第1203号（2021.11.11）
ページ数	4ページ　（全3137字）
形式	PDFファイル形式　（1610kb）
雑誌掲載位置	40〜43ページ目

既存杭の撤去・再利用既存ストックの老朽化を背景に高まる建て替え需要。工事の際に直面するのが既存杭の処理だ。撤去するにせよ、再利用するにせよ課題は多い。まずは、引き抜き時のトラブルで訴訟に発展したケースを見ていこう。　校舎の解体工事で既存杭を引き抜いたことで、自宅と貸家に沈下が生じた─。福岡市中央区にある市立平尾小学校の隣接地に住む夫婦が２０２１年４月、市と施工者に対して計約９５００万円の損害賠償を…