特集　地盤の落とし穴〜牙をむく不適格・老朽化擁壁、都市の「時限爆弾」を解除せよ
日経アーキテクチュア　第1203号　2021.11.11

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第1203号（2021.11.11）
ページ数	4ページ　（全2997字）
形式	PDFファイル形式　（4039kb）
雑誌掲載位置	34〜37ページ目

老朽化する擁壁地震や豪雨で崩れる恐れのある擁壁は全国に多くある。２０２１年６月には、大阪・西成で擁壁が崩れ、住宅が崖下に落ちる事故も発生した。建物の更新時は擁壁の安全性を高めるチャンスだが、対策は進んでいない。　我が家や近所の擁壁は、果たして安全なのか─。一般市民が不安を覚えるには十分すぎるインパクトを持つ事故が２０２１年６月２５日、大阪市西成区で発生した。古い空石積み擁壁（コンクリートで固めずに…