法務　法令や図面との整合性を重視、瑕疵の判断基準に変化の兆し〜法令や図面との整合性を重視瑕疵の判断基準に変化の兆し
日経アーキテクチュア　第823号　2006.5.22

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第823号（2006.5.22）
ページ数	2ページ　（全2253字）
形式	PDFファイル形式　（261kb）
雑誌掲載位置	98〜99ページ目

建築物の瑕疵を巡る紛争では、建て主側が法令違反や図面との違いを指摘するのに対して、設計者や施工者側は、建物は実質的に安全で問題がないと主張する傾向がある。しかし裁判所は近年、その判断基準を建て主側が主張する法令違反や図面との違いにシフトさせ始めている。最近の判例を基に、裁判所の瑕疵に対する考え方を解説する。　建て主のＡ氏と建設会社のＢ社は１９９６年２月２３日、自宅と賃貸住宅を兼ねた鉄筋コンクリート…