特集　都市のマイルーム空間（前編）〜「非日常」から「高級感」へ　家族連れや友達同士も視野に
日経アーキテクチュア　第817号　2006.3.13

いわゆる「ラブホテル」と呼ばれる施設が登場したのは１９６０年代だ。様々な機能を持つベッドが置かれ、特殊な照明が施された客室は、まさに非日常的な場であった。しかし、パターン化された演出が斜陽となった今、かつてのケバケバしい施設づくりは転換期を迎えている。　カップルのためのホテルを、ほとんどの人がいまだに「ラブホテル」と呼んでいる。しかし実際は１９８５年の風営法（※）の改正を受けて、法規上は一般宿泊施…