リポート〜動き出す洋上風力発電
日経エコロジー　第172号　2013.10.1

この記事の情報
掲載誌	日経エコロジー　第172号（2013.10.1）
ページ数	3ページ　（全3827字）
形式	PDFファイル形式　（1292kb）
雑誌掲載位置	44〜46ページ目

日本の近海で、浮体式洋上風力発電の実証試験が相次いでいる。安定した国産エネルギーの確保と、海洋開発産業の育成がかかる。　８月半ば、陸地から約２０ｋｍ離れた福島沖の海上に、羽根（ブレード）の回転径が８０ｍという巨大な浮かぶ風車が出現した。出力２０００ｋＷの大型風力発電機である。　風車は、海上に浮かぶ「浮体」の上に建てられている。組み立て現場である東京湾沿岸のドック（三井造船千葉事業所）から浮体ごと曳…