エコ論人〜東京理科大学学長　藤嶋　昭
日経エコロジー　第154号　2012.4.1

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掲載誌	日経エコロジー　第154号（2012.4.1）
ページ数	1ページ　（全989字）
形式	PDFファイル形式　（354kb）
雑誌掲載位置	5ページ目

　光のエネルギーで水を酸素と水素に分解できる──。「光の水分解反応」を発見したのは、１９６７年、私が大学院１年生の時でした。　中学校で「水の電気分解」を習った記憶のある人も多いでしょう。１８００年、水に電圧をかけると酸素と水素ができることが発見されました。そして私は、酸化チタンの表面に光を当てたとき、触媒作用で同じ反応が起こることを見つけたのです。これは植物の光合成反応に似ています。　当初、新しい…