特集２〜進化する化合物担体　リポソームの仕組み
日経バイオビジネス　第23号　2003.4.1

この記事の情報
掲載誌	日経バイオビジネス　第23号（2003.4.1）
ページ数	5ページ　（全6762字）
形式	PDFファイル形式　（155kb）
雑誌掲載位置	73〜77ページ目

内部に封入された化合物に化学結合せず、低分子化合物の活性をそのまま維持する。さらに粒子サイズをコントロールすれば、がん細胞に容易にターゲティングできる。　探索が比較的容易な低分子化合物はすでに出尽くしたと言われ、製薬企業はほぼ例外なく新薬の創出に苦しんでいる。深刻な新薬枯れを救うかもしれないと言われるのがＤＤＳ（薬物送達システム）だ。ＤＤＳで薬剤の体内動態を変化させると、副作用が軽減したり、薬効が…